中国で最もおなじみの字典「新華字典」の最新版となる第11版が5日、北京で出版された。中国社会科学院語言研究所と商務印書館が約8年を費やして改訂したもので、第10版に比べて800余字を追加。また、繁体字1500余字、異体字500余字を新たに収録している。
専門家は、「新華字典第11版が出版された。これは、日進月歩の発展を遂げる社会生活を反映し、生活の変化に対する言葉の反応の速さを示し、時代の変化に敏感という新華字典の一貫した態度を体現するものだ」とのコメントを寄せている。
「新華字典」第11版はすでに4日、全国の中心都市、農村、香港・マカオ・台湾地区、さらには東南アジア、オーストラリア、北米の主要都市で同時発売されている。
新華字典は1953年の出版以来、これまでに4億5千万冊を売上げ、国家図書賞栄誉賞、国家辞書賞特別賞など、多くの賞を受賞している。
「人民網日本語版」2011年7月7日