短時間の封鎖の後、運営を再開した南京西駅
あるネットユーザーが7月6日にミニブログに投稿した内容によると、同日12時5分、上海地下鉄2号線の列車が静安寺駅と南京西路駅の間を運行中、列車の最後尾に乗っていたある乗客が「爆弾がある」と叫び、乗客たちは列車の前方に集まった。列車はその後、南京西駅で止まり、爆弾を捜索した。
「新民網」の記者は南京西路駅の現場で、駅が12時30分頃に一時的に封鎖され、乗客の出入りが禁止されているのを確認した。駅員に制御室に集まるよう放送があり、その声は切羽詰った様子だったという。数人の警察官が現場に駆けつけ、1人の乗客が「車内に不審物を見つけ、通報した」と話していた。
地下鉄運営会社によると、2号線の南京西駅で12時頃、ある列車に異常が生じた。列車はすぐに止められ、警察側が調査を行った。
この列車に乗っていたある乗客によると、当時乗客は多くなく、ほとんどの人が座っていた。南京西路に到着するというアナウンスがあった頃、列車の最後尾にいた多くの乗客が前方に向かって走り、1人の男性は走りながら「爆弾がある」と叫び、多くの乗客も同じように叫び、車内は大混乱した。中には転んで踏まれた乗客もおり、物をなくした人も多くいた。南京西路に到着すると、全員が外に飛び出した。それからまた乗車する人もおり、列車はすぐに走り出した。12時10分に、駅を封鎖するという放送があった。
警察側は、爆弾は見つかっておらず、列車の故障で検査を行ったとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月7日