中国国務院(政府)は7日、「一般開業医制度の構築に関する国務院の指導意見」を発表、「2020年をめどに、都市・農村住民1万人当たりの開業医の数を2、3人に増やし、開業医の水準は全体的に向上させることにより、国民医療衛生サービスの基本的需要をほぼ満たす」との全体目標を打ち出した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
開業医は、総合レベルがかなり高い医学人材。疾病予防・保健、常見病や多発病の診察や転院手配、患者のリハビリや慢性病管理、健康管理などの一体型サービスを基底層で行う、住民健康の「見張り番」だ。
中国では、一般開業医に合格した医師不足問題が深刻化している。「一般開業医制度の構築に関する国務院の指導意見」では、2020年までに、実効的な一般開業医制度を確立し、統一規範化された一般開業医育成モデルを形成し、「基底層での診療」を中心とした業務モデルを作り上げ、開業医と都市・農村住民の間に、安定したサービス関係を築き上げる方針が示された。
「人民網日本語版」2011年7月8日