中国国家衛生部公式サイトによると、1963年に医療チーム第一陣をアルジェリアに派遣してから2010年末までの間に、中国政府はアフリカ48カ国に医療従事者累計1万7千人を派遣、診察を受けた現地住民は累計延べ2億人に達したという。
「第2回中央アフリカ衛生協力国際シンポジウム」が11日に開催され、全国人民代表大会常務委員会の韓啓徳副委員長や衛生部の陳竺部長が講演を行った。
陳部長の講演の要旨は次の通り。
半世紀近くにわたり、中国は一度も中断することなく、医療チームをアフリカに派遣してきた。また、現地各国における病院やマラリア予防治療センター建設に協力し、現地の衛生業務従事者育成トレーニングを行い、アフリカ人留学生を中国に受入れて医学教育を施し、アフリカ諸国に品質の優れた廉価の薬品・医療器具を提供してきた。我々の努力によって、現地住民の健康レベルが高まっただけではなく、現地における衛生関連事業の発展が加速し、中国国民と中央アフリカ諸国民の友好も促された。
中国政府は女性・乳幼児の衛生環境やマラリア、結核、エイズなどの予防・治療を主な目的として、今後5年間で、発展途上国への医療従事者3千人の派遣や、現地の医療関係者5千人の育成、病院100カ所への医療器具や薬品の提供を行うことを約束している。また、発展途上国でのエイズ、結核、マラリアの予防・治療を支援するため、今後3年間に世界の各関連基金に1400万ドルを寄付するすることも計画している。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年2月15日