内装中のホテル内部、手すりは全て金箔塗装。
華西村の党委員会書記を務める村委員会の呉協恩主任は、昨年10月から、華西村の重点ビジネスを観光業に転換したという。
華西村は昨年夏、9000万元(約11億4362万円)で2台のヘリコプターを購入し、1000万元で駐機場を建設、「華西を空中観覧」プロジェクトを打ち出した。
現在、ヘリコプターチームはパイロット、関連スタッフ、安全検査人員など合わせて10人で構成されている。ヘリコプターの航路は主に空港を中心にして、半径4キロメートル、飛行高度は300メートル以下で、華西村の全貌を一望に収めることができる。
周遊1周は約15分間、1回2~4人の観光客が搭乗できる。2台のヘリコプターの1時間当たりのコストは3万元(約37万円)、搭乗料は1回1000元必要だ。今、華西村はすでに国家民用航空局に村立の航空会社の申請を提出した。
3億元の黄金でホテルを装飾
江蘇省江陽市の華西村は2007年から、30億元の資本を集め「空中の華西村」というビルを建設し始めた。紹介によると、この高層ビルは74階建て、高さ328メートル、国内第8位、世界第15位の高層ビルである。
華西村竜希国際ホテルの朱民新副総理によると、ビルはすでに完成しており、内装工事をしているという。5つ星ホテルで、全館完成すると、826の客室を備え、国内で独立系ホテルとしては最高になると紹介した。
この「空中の華西村」はオープン後、もっと豪華になる予定だ。上階の61階には花と鳥の空中公園、空中プールが設置され、2階には2000平方メートルのショッピングエリアが広がる。
もっとも贅沢なのはホテルの五つのテーマクラブである。それぞれ、金、木、水、火、土と名づけられ、各クラブに1トンの牛の彫像を置く。金、銀、銅、鉄、すずで作られる彫像だ。1トンの金で作る牛の彫像は3億元(約37億円)になる予定、ホテルの内装も黄金で飾り、「天下第一宴」のため、同ホテルは黄金の食器、杯、皿などを使用する予定だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月12日