放水車がアーチ作って歓迎
優勝を勝ち取ったばかりのなでしこジャパンは19日朝の飛行機で帰国した。日本の英雄を歓迎するため、成田空港に専用のターミナルが用意され、選手らが乗った飛行機が着陸すると2台の放水車がアーチをつくって出迎えた。さらに操縦士は窓を開けて日本の国旗を窓の外に出し、飛行機をアーチの下へとゆっくり進めた。
空港の到着ロビーでは、選手の姿とトロフィーを一目でも見ようと日本全国から駆けつけた400人以上のファンが出迎え、選手らに「ありがとう」「お疲れさま」と声をかけた。そのほか、260人以上の記者がファンと共に選手の到着を出迎えた。成田空港の統計によると、これほど多くの記者が集まったのは空港が運営を開始した1978年以来はじめてだという。
日本の宮内庁は19日、天皇、皇后両陛下が佐々木則夫監督にお祝いの気持ちを伝えられたことを発表した。同庁によると、両陛下は18日午前6時頃、テレビのニュース番組で決勝戦が行われていることを知り、すぐにチャンネルを切り替え、試合を最後まで観戦したという。
菅直人首相は19日午前、なでしこジャパンと会見した。菅首相は祝福の言葉を述べ、「全ての日本国民に、被災地の方々に勇気を与えてくれた」と語った。「居座り」続けている菅首相はさらに、澤穂希主将のチームをまとめあげた力量について「私も、今から勉強して間に合うかどうかわからないが、そういうところを学びたい。諦めないで頑張る」と述べた。澤穂希主将は、「全ての成績はチーム全員やみんなが一丸となって勝ち取ったもの」とコメントした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月20日