北京の人口 5年以内に2260万人突破へ

北京の人口 5年以内に2260万人突破へ。 北京の人口 5年以内に2260万人突破へ

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発信時間: 2011-07-20 16:00:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国社会科学院は19日「2011年社会建設青書」を発表し、北京六区の人口密度はいずれロンドン、東京を追い越し、北京市の人口は5年以内に2260万人を超える見通しで、流動人口の持続的な増加は今後少なくとも20年以上続くとの予測を明らかにした。「北京晨報」が伝えた。

▽人口抑制策をさらに厳しく

青書では、常住人口が現在のように毎年60万人ずつ増加し続け、これに対し有効な措置を取らなかった場合、北京の人口は5年以内に2260万人を突破すると指摘した。

「2020年の北京人口を1800万人以内にコントロール」という目標がすでに叶わなかったことから、北京市は第12次5カ年計画内で人口に関する具体的な目標を設定しなかった。しかし現在の状況から見て、北京市は第12次5カ年計画の期間内にさらに厳しい人口抑制策を発動するとみられている。

▽6割以上が六区に集中

現在、北京市内に住む6割以上が北京六区に暮らしている。北京六区の人口密度は1平方キロメートルあたり7837人で、世界の人口密集地と呼ばれるロンドン(同5437人)、東京(同5984人)を大きく上回っている。首都機能の集積地区では、人口密度はさらに高く1平方キロメートルあたり2万2000人だ。しかし北京市全体でみれば、その人口密度は同995人に過ぎず、ほかの国際都市と比較しても決して高くはない。

青書の分析によれば、北京市内における人口の集中は、実際のところ都市機能の集中を反映しており、また人口の過度な集積が北京の交通渋滞など諸問題を引き起こしているという。このことから、人口分布の調整を通して都市人口の収容力を強化することが、現在可能な解決方法と成りえる。現在の、1エリアを中心とした街づくりを改め、北京四環路、五環路外に新たな環境を整え、人口と一部産業を移転させるべきだ。

▽流動人口は今後20年にわたり増加傾向

青書によると、2000年以降、北京市の流動人口総量は、年平均70万人のペースで増加中だという。そしてこのペースは今後少なくとも20年以上続く見通しで、北京市の人口規模抑制に向けてすでに一刻の猶予も許さない状況だ。北京市は、人口抑制の強化と同時に、将来的に外来人口に合わせた管理方式を採る予定だ。多くの公共サービスにおいて、北京戸籍以外の市民も北京戸籍の市民と同じサービスを受けられるように整え、条件を備えた北京戸籍以外の市民に居住証発行制度を実施する予定。

「人民網日本語版」2011年7月20日

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