資料写真
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故宮博物院は7月31日午前9時、国家1級文化財である宋代哥窯の代表作品「青釉葵瓣口盘」が、取り扱い上の誤りで損壊したことを明らかにし、現在は関連調査の結果を文化財管理部門へ送付しているところだという。しかし、これは事件の発生からすでに26日間経過した後だった。
7月30日夜、あるネットユーザーはミニブログで、故宮に収集されているある宋代磁器が出庫の際、職員のミスで壊されたと発表した。このコメントは即刻転載を繰り返された。
故宮博物院の関係者も、30日にこのコメントをみつけた。現時点でメディアに公表されている調査結果では、事故は26日前の7月4日午前10時に発生し、故宮博物院古陶磁器検測研究実験室の研究者が宋代哥窯の代表作品「青釉葵瓣口盘」の分析中、取り扱いの誤りで分析台の上昇幅が上がりすぎ、磁器が押し潰されて壊れたという。
故宮関係者によると、事故は2つの部門間で発生したもので、故宮博物院の上層部が事故を知った時間が遅く、北京市文化財局と国家文化財局は今に至っても報告を受けていないものの、故宮博物館は国の関連規定によって文化部と国家文化財局に報告しているところだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月1日