順位は最下位だったが、中国国内のサラリーマンは、「21日だって?有給休暇ってそんなに多かったっけ?」などと、ミニブログで疑いのコメントを寄せている。多くの人が計算したところ、大型連休5日と週末小型連休1日の2パターンのみという。具体的には、春節(旧正月)が5日、元旦、メーデー、端午、清明、中秋が各1日、国慶節(建国記念日)が5日の計15日。これに国際婦人デーと児童デーを加えても、合計17日にしかならない。ただ実際には、17日の法定有給公休日さえ保障されていない場合も多いのだから、これ以外の有給休暇10日に至っては論外だ。
▽北京市民の3割「有給休暇を取得したことはない」
中国青年報社会調査センターが最近、2441人を対象に行った調査によると、54.5%が「これまでに有給休暇を取ったことがない」、23.5%が「ほとんど取ったことが無い」と答え、「毎年必ず取得する」人はわずか22.0%だった。回答者の46.3%が勤続10年以上だったことは注目すべき点だ。中国社会科学院と国家観光局が先日発表した「2010-2011年中国レジャー緑書」によると、北京市民のうち、「有給休暇を取得したことがない」が33.1%、「週休2日制が定着していない」が17.85%だった。北京市人民政府顧問の王キ延教授は「北京は、有給休暇取得率を高めるための努力が足りない」と指摘した。
「人民網日本語版」2011年8月1日