ノルウェーテロ事件の容疑者アンネシュ・ブレイビック
ノルウェーテロ事件の容疑者アンネシュ・ブレイビックは、政府にいくつかの条件を提示したが、その多くは「実際にそぐわない」ようだ。弁護士はもっとも不思議だったのは、容疑者が彼の精神鑑定を日本人専門家に依頼するように要求してきたことだという。理由は日本人はヨーロッパ人よりもっと彼のクレイジーな行為を理解できるということらしい。
極右思想を持つアンネシュ・ブレイビックは、イスラム人を敵視して、7月22日、ノルウェーで爆弾と銃乱射により77人が死亡するテロ事件を起した。弁護士は、ブレイビック容疑者は精神的な問題があり、精神鑑定をするように要求している。
ノルウェー政府はブレイビッグ容疑者が言及している「2つのテロ組織」をはっきりさせるため、一部の条件を呑むと表明した。容疑者はタバコ、服など一般的な要求も出しているが、弁護士にも理解できない条件も提示している。容疑者は自分の精神鑑定を日本人専門家に依頼するよう要求したのは、日本人の価値観、栄誉感や思考が自分と近く、日本人専門家はヨーロッパ人よりもっと自分を理解してくれるといっているという。弁護士はこれについて、「実際と全然そぐわない。現実の世界とかけ離れており、彼がどれほど社会の実態を知らないかを説明するものだ。」と話した。
ブレイビック容疑者は日本に耽溺しており、かつてネットで日本は模範の国だとコメントしていたこともわかっている。日本は文化の多様化を避けて、大量のイスラム教徒の移住者を許していないことを称賛している。また、日本の麻生太郎元首相に会うことを望むとも書いていた。麻生元首相は右翼保守派に属しており、2005年、内閣総理大臣だった時、日本は「一文明、一言語、一文化、単一民族」の国と賞賛したことがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月4日