アジア太平洋地域では現在、インターネットユーザーが急増している。米バーソン・マーステラ社がこのほど発表したこの図は、アジア太平洋地域におけるインターネット利用状況と、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の使用状況を示している。
▽ネットユーザーの増加が最も速い国は?
2000年-2010年にかけ、アジア太平洋地域ではネットユーザーが急速に増加している。中でも目立つのは、タイ、フィリピン、インドネシア、インド、中国などだが、最も驚くべきスピードで増加しているのはベトナムで、10年間の増加率が12035%に達した。その次が中国で増加率は1767%、以下、インド(1520%)、インドネシア(1400%)、フィリピン(1385%)と続く。
▽インターネットとモバイルインターネットの浸透率
インターネットの浸透率が最も高かったのは、オーストラリア、香港、日本、シンガポール、韓国、台湾だった。ネットユーザーの増加が著しい国は、ネット浸透率が相対的に低く、これらの国のネットユーザー増加スピードが速かった原因は、人口の多さ、インターネット発展の遅さなどと関係があると見られる。
▽SNSの浸透状況
アジア太平洋地区のSNSの浸透率は非常に高く、各国で基本的に支配的な地位にあるが、中国と日本はやや異なる状況にある。日本ではブログと動画の共有が比較的多く、中国でも動画が突出している。