ドイツメディアの18日の報道によると、ベルリンで18日早朝、自動車が放火される事件が相次いで発生し、3日間で多くの自動車が燃やされた。専門家は、この事件は「テロの初期段階」と指摘する。ドイツ警察側は、この犯罪行為を取り締まる厳しい措置を講じると発表した。
ベルリンの自動車が相次いで燃やされる事件はすでに3日目に入り、午前0時13分から2時40分までに、ベルリンのシャルロッテンブルク、動物園の周辺とリッテンバーグで9台の自動車が原因不明で燃えた。この事件による死傷者は出ていない。ドイツ国土安全部門はすでに調査を開始。民衆からは、事件の裏に政治的動機があるとの疑いが持たれている。
現時点で、放火犯の身分はわかっていない。ベルリン警察側は、私服警察やヘリコプターを導入するなどし、夜間警備を強化した。また、5000ユーロの懸賞金をかけ、放火犯の逮捕に取り組んでいる。
16日早朝にベルリンで11台の自動車が放火されたのに続き、16日夜から17日朝にかけて、再び15台の自動車が燃やされた。さらに、18日早朝に放火された9台を加えると、3日間ですでに35台が焼かれている。これにより、今年ベルリンで放火された自動車は約160台となった。8月4日時点で、事件の80件に「政治的要素」があると政府は認めている。