中国政府が主催する中国で最高の映画賞「華表奨」(14回)の授賞式が28日夜、北京展覧館で盛大に開かれ、注目の18部門、24賞が発表された。中国の全国総合日刊紙「光明日報」が報じた。
授賞式では中国映画史上歴代最高の興行収入を記録した「唐山大地震」や中華人民共和国成立60周年記念の国策映画「建国大業」のほか、「飛天」、「楊善州」、「秋之白華」、「サンザシの樹の下で」、「鋼のピアノ」、「建党偉業」、「郭明義」、「運命の子(趙氏孤児)」の10作品が優秀作品賞の栄光を得た。また優秀監督賞には「飛天」の王珈、瀋東の両監督と「建国大業」の韓三平、黄建新の両監督が選ばれた。そのほか、優秀シナリオライター賞には「建党偉業」のシナリオライター董哲、郭俊立、黄欣ら3人と「老寨」のシン原平(シンはおおざとに刑のへん)が、優秀男優賞には「楊善洲」の主演李雪健と「運命の子」に出演した葛優が、優秀女優賞には「唐山大地震」の主演徐帆、「額吉」の主演娜仁花がそれぞれ獲得した。
一方優秀デジタルシネマ賞には「中原女警」、「日照好人」、「百合」、「老寨」、「City Monkey(玩酷青春)」の5作品が、優秀子供向け映画賞には「孩子那些事儿」、「我們天上見」のほか、日本でも有名なビビアン・スー出演の「星海」が、優秀劇曲映画賞には「清風亭」が、優秀アテレコ賞は3D映像による劇場公開が大きく取り上げられたアメリカ映画「アバター」が、優秀映画技術賞は「飛天」と「唐山大地震」が、優秀ドキュメンタリー映画は「長安街」、「中国三峡」、「祖国至上」が、優秀アニメ映画には「西柏坡」、「兔子鎮的火狐狸」、「兔侠伝奇」、「夢回金沙城(夢の王国)」がそれぞれ選ばれた。
「人民網日本語版」2011年8月30日