▽精神的に安定している晩産
同報告書によると、晩産の母親の幸福指数は若年で子供を産んだ人に比べて明らかに高い。このことについて「宝宝樹」の王懐最高経営責任者(CEO)は「比較的高齢の母親が若年の母親より精神的に安定しているのは、精神的に円熟しており、家族との関係も安定しており、年齢的に経済的問題から来るストレスも比較的少ないため」と分析。
同調査では、母親の幸福度は子供の年齢の変化に伴って変わることも明らかになっている。赤ちゃんが生まれたばかりの時、母親はとりわけ強い幸福感を抱くが、子供が0-2歳へと徐々に成長するにつれ、その幸福感は薄れていき、反対にさまざまなストレスや困難を抱えるようになる。子供が2歳ぐらいになり保育園に通い始めるようになると、子供のもの分かりが良くなり始めるなど生活に変化が生じ、それに伴い母親の幸福感も回復する。しかし子供が小学校に入学すると、反抗期など子供の成長に関わる新しい問題が生じるようになり、幸福指数もまた下降する。
▽新米ママには職場の配慮が必要
家庭では幼い子供の世話に追われ、職場では次から次に課題が押し寄せ、1日中ストレスにさらされている働く母親はどのようにストレスを解消すれば良いのだろうか。同報告書によると、ストレス解消法として最も多かったのは「同僚との交流」(34%)で、「休假」(24%)よりも10パーセントも多かった。このことから、新米ママに必要なのは職場の配慮であることがうかがえる。
「人民網日本語版」2011年9月5日