山の斜面に立つアルメニアの女性。彼女は撮影のため、特にきれいな民族衣装を着ている。
この一連の写真は約1910年に撮影されたもの。カメラマンのセルゲイ・ミハイロヴィチ・プロクジン・ゴルスキー(1863~1944)は当時、ロシア最後の皇帝のニコライ二世の支持を受け、カメラを持ってロシアを訪問した。
当時使われたカメラは非常に特別で、赤・青・緑のフィルターを用いれて3枚の白黒写真を連写して、そして重ね合わせて元に戻しリアルな色に近づく写真になる。
このハイビジョンのカラー写真は、百年前の景色とは思えない。実際に、同じような写真を撮ったときに、ロシア革命、第1次世界大戦はまだ起こっていない。米国国会図書館は1948年に出資して、数百枚の最初のカラーネガを秘蔵した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月6日