北京市地震局がこのほど発表した防震減災(地震災害予防・災害被害削減)「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」によると、北京市は今後5年をめどに、市街地の耐震性を「震度8」に強化し、震度速報を10分以内に発表できる体制を整えるとしている。
「北京市『十二五』期間防震減災計画」によると、「十二五」期間末(2015年末)までに、市街地の耐震性を「震度8」に、市郊外の耐震性をほぼ「震度8」に強化し、防震減災能力を中等先進国レベルに引き上げるとしている。
北京市は、2015年末までに、地震対策設備・防災能力レベルが比較的低い都市部の平屋・ビルの補強、改造、取り壊しを行う計画。また、指定された農民住宅を対象とした補強・改造も進める計画。特に、礼賢-牛堡屯断層、二重里長山断層、宋荘-侯各庄断層、永定河断層に対する綿密な測定作業に力を入れる。また、主要ライフラインと地震断層が交わる場所、軌道交通沿線、交通ルート、重要発展新市街の交わる地域などの地震安全対策を重点的に進める。
「人民網日本語版」2011年9月15日