【新華社西安9月17日】西安市初の地下鉄、2号線が16日、試験開業した。1000年の歴史を持つ古都で、兵馬俑の古里である陝西省西安市の地下鉄建設計画が重要な一歩を踏み出したことも示すもので、試験開業にともない、西安市は地下鉄時代を迎え、近代的国際都市への歩みを加速することになる。
初の地下鉄の開通を祝うため、西安市は同日、簡単な開通式を開いた。沿線住民の代表、労働模範、人民代表大会(人代、地方議会に相当)代表、政治協商会議(政協、政治助言機関)委員ら数百人が招かれて一番列車に試乗した。
2006年9月に着工した2号線は、西安の中央部を南北に縦断する地下鉄で、全長は26・3キロ。16日試験開業したのは北駅と会議展覧センター駅を結ぶ20・5キロの区間で、17の駅が設置されている。投資総額は100億5300万元。
西安市政府秘書長の張建政氏は次のように話した。地下鉄2号線の試験開業によって、市民の長年の夢が実現した。地下鉄の開通にともない、西安は持つ中国西北地区で初めての都市、地下鉄を持つ中国で10番目の都市となった。