三弦を大切にする沖縄人
沖縄の音楽の中では三弦は欠かすことの出来ないものだ。沖縄の音楽は三弦の改良と共に発展してきたといってよい。沖縄人は非常に三弦を重視しており、寝室の最も目立つ位置に置く。第二次世界戦争の歴史資料にこのような記録があった。戦争がもうすぎ始まろうという時、沖縄の住民たちはあちこちに散り散りに逃げたが、逃げる時も好きな三弦を忘れなかったという。
沖縄の美食
牧志公設市場は沖縄の一番にぎやかな所にある。様々な地元物産を販売していることから人気がある。ここには、日本のお土産だけではなく、隠れた美食もある。その中、一番有名なのは、伝説では命を顧みずに食べるというあのフグだ。日本ではフグはさほど恐ろしいものではない。人工飼育で毒性が大幅に弱くなっているし、日本政府はフグ料理を出す店に対する厳しい管理検査があるため、安心してフグを食べることができる。
那覇市最大の魚市場――海人市場の朝には思いがけない楽しみがある。朝6時半に、魚類オークションが定刻に始まる。ひっきりなしに鳴る音が拍子木のようだ。意味がわからない日本語の呼び声も聞こえ、全体的にとてもにぎやかだ。
沖縄には海鮮だけではなく、好きなときに伝統的な家庭料理を味わえる。店の中には1つしかテーブルがなく、メニューがないところもあるが、美味しいものが味わえると同時に、濃厚な暮らしの息吹が感じられる。最も一般的な食べ物は沖縄そばで、数百円1碗でどこにでもある。男性は沖縄そばを食べる時には、ぜひできるだけ大きな音を出すものだという。日本人は男性がそばを食べる時の様子で男気を判断するそうだ。