「恋人と同じ会社に」 就職面談会にカップル履歴書 中国
「恋人と同じ会社に」 就職面談会にカップル履歴書 中国。
タグ： 卒業生カップル
「卒業すると別れる」という魔のジンクスからどうやっての逃れるかというのが、大学生カップルにとって昔からの難題となっている。江西理工大学が26日の開いた2012年度卒業生就職面談会では、心を込めて書いた「恋人（カップル）履歴書」を携えて面接試験に臨み、幸いにも企業から2人一緒に採用されたカップルもいたという。 中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
江西理工大学材料化学専攻の今年度卒業生カップル、苗子曄さんと祁慧さんは、基本情報、求職に関する希望、学歴など2人の個人情報を一枚の履歴書に記入、企業人事部の求人に一緒に応募した。苗さんは、「卒業後、我々は同じ都市で働きたいと思っています。同じ会社に就職できる確率を高めると同時に、面接試験にも便利なように、『カップル履歴書』というアイディアを思いつきました」と話した。
2人は、現地の有名企業であるカン州虔東レアアース手段有限公司の目に止まり、採用が決定した。同社の採用担当者は「『カップル履歴書』とは素晴らしいアイディアです。弊社はもともと、恋人同士が一緒に公開採用試験に応募することを歓迎していました。2人のアイディアを大いに気に入り、優先的に採用しました」と語った。
江西理工大学学生募集・就職処の担当者によると、人材募集に同校を訪れる企業、特に一部の国有大型治金企業はここ数年、大学生カップルが一緒に入社することを歓迎する傾向にあるという。
職場内恋愛を禁止している一部企業とは異なり、工鉱業・建築業界の多くの企業は、男性従業員数に対して女性従業員数が少ないというアンバランス状態にあり、男性従業員の結婚難が企業にとっても一難題となっている。多くの企業は人材をキープするために、長期的スパンで考えた結果、新卒大学生カップルの入社を歓迎している。
「人民網日本語版」2011年10月28日
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
