河南省義馬市で3日に起きた炭鉱事故は、救助活動に大きな進展があった。5日午前11時46分に最後の1人が無事救出された。坑内に最後まで取り残されていた49人中、死亡した4人を除く45人が全て救出され、速やかに病院へ搬送。救助活動は完了した。今回の事故では計67人が救出され、8人が死亡した。現在、事故原因の調査が進められており、事後処理も始まっている。
生存者は全員バイタルサインが安定し、命に別状はない。病院側は医療スタッフ120人を動員し、病床50床以上と救急車18台を用意して、全力で治療にあたっている。命に別状はないものの腰椎骨折で比較的重傷の1人を除き、大部分は軟組織外傷などで容体は安定している。
炭鉱側は5日午後の記者会見で、国の規定に従い犠牲者の遺族に最低40万元以上の賠償を行う考えを表明した。
「人民網日本語版」2011年11月6日