「真剣に弁当の作り方を学び、愛が溢れる家族の眼差しのために頑張ります」30歳の安藤さんは「ファザーリング・ジャパン」のサイトに自分の宣言を書いた。ずっと忙しく仕事をしてきた2人の子供のパパは、この時、同時に初めて会社に2ヶ月の男性育児休暇を申請した。
「男性が仕事、女性が家庭」という日本の伝統的な概念は依然として主流を占めているが、徐々に多くの日本人男性が子育てに参加する重要性を意識し始めている。仕事と育児の両方ともよくできる「イクメン」は今、日本社会の新しい「エリート男性」の代表となっている。
「イクメン」広く顕彰される
日本メディアの最近の報道によると、神戸、京都、沖縄などで「イクメン顕彰大会」が行われ、現地の「イクメン運動」一年間の実践経験をまとめて、スーパー「イクメン」を顕彰した。
普通のサラリーマンだけでなく、一部のエリート男性にも「イクメン」が出てきている。日本広島県の湯崎英彦知事は「イクメン」運動の支持者である。
「イクメン」になることは、自分の仕事を放棄することを意味しない。男性育児学専門家の太田敏正氏は、これまでの「家庭主夫」と比べ、「イクメン」には明確な定義と評価の基準がなく、多様で幅広い意味を持つ男性のライフスタイルである。