「1人の戦い」から「一緒に勝つ」モデルへの転換
多くの日本人の子供の頃の記憶にあるパパの印象は「いってきます」と「ただいま」である。長い間、日本人男性はほとんどの家庭収入をまかない、まじめに仕事をするのがいい男であると考えられてきた。
ここ数年、日本の少子化が深刻になり、多くの女性が1人で子供を育てるプレッシャーに向き合おうとしない。男性がは社会で1人で戦い、女性が家で子供を育てるという伝統的な家庭モデルは冷淡な親心というリスクを誘発する。このリスクは自閉症の増加、自殺問題などの多くの社会問題を起す。
このような背景で、日本政府は2010年に公的に新しい家庭育児モデルをアピールし、多くの男性が「イクメン」となることを奨励している。
また、東日本大震災を通して多くの日本人が再び家庭の意義を認識しており、一部で以前よりも更に家族や親心を大切にしようとしている人もいる。
日本の専門家によると、パパは子供の成長過程で代わるもののない役で、同時に「イクメン」になることは男性にも自ら成長する機会を与え、家庭と仕事のバランスを考えて、調和の家庭関係をつくろうと努力させる。
「1人の戦い」から「一緒に勝つ」生活への転換という積極的な家庭概念は社会的プレッシャーを軽減し「癒し」効果がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月4日