「毎日5回以上手洗い」 中国、世界最低の25%

「毎日5回以上手洗い」 中国、世界最低の25%。

タグ: 世界衛生理事会,中国,手を洗う

発信時間: 2011-11-10 16:25:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界衛生理事会(Global Hygiene Council)が最近発表した「世界衛生行為研究調査報告」は、世界では平均54%の人が毎日5回以上石けんで手を洗っているのに対し、中国は半分以下の25%と、世界で最も低い比率であることを明らかにしている。人民日報が発行する健康雑誌「健康時報」が報じた。

なぜ5回なのか。その点について、同理事会の唯一の中国人専門家代表・鐘旭輝博士は「5回というのは一日の生活の中で基準となる最低ライン。トイレに行った後、外から帰ってきた時、食事の前後などは、必ずすぐに手を洗わなければならず、そう考えると一日最低5回以上になる」と指摘。

しかし、現実はと言うと、手を洗うという基本的な衛生習慣は中国ではまだまだ定着しておらず、触った物や自分の手が目に見えて汚れている時だけ、手を洗うという人が多い。

また、鐘博士は水でさっと流すだけと石けんなどで手を洗うことは全く違うとし、「両手を常に握り閉めているとか、どこも触らないというなら別だが、ドアの開け閉めの際に触れるノブや、車の運転の際に握るハンドルは、目に見えないだけで実際にはばい菌だらけ」と警鐘を鳴らす。

そのため、同理事会は、小さな子供のいる親などが、特に率先して子供と一緒に、手洗いなどを14日間継続する「14日間のチャレンジ」活動に参加し、良い衛生習慣を身に付けるよう呼びかけている。

「人民網日本語版」2011年11月10日

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