第二次世界大戦中の日系人兄弟に起きた物語

第二次世界大戦中の日系人兄弟に起きた物語。 11月2日、米連邦議会は第二次世界大戦でアメリカ軍として戦った約19000人のアメリカ兵に「議会金メダル」を授与した。ロン吉田氏はその中の一人だ…

タグ: アメリカ軍,第二次世界大戦,日本,軍隊

発信時間: 2011-11-21 16:21:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

11月2日、米連邦議会は第2次大戦を戦った米軍日系人に「議会金メダル」を授与した

ロン吉田氏

11月2日、米連邦議会は第二次世界大戦でアメリカ軍として戦った約19000人のアメリカ兵に「議会金メダル」を授与した。ロン吉田氏はその中の一人だ。 

91才の吉田氏は7人兄弟の三男。7人の内、3人がアメリカ軍に、四男と五男は日本に滞在していたため日本軍に参加させられた。その後、六男と七男もアメリカ軍に。吉田兄弟は本当の「バンドオブブラザーズ」となった。

本当の「バンドオブブラザーズ」

第二次世界大戦中、吉田家の兄弟7人はみな兵役を体験した。しかし、残酷にも兄弟同士で戦わなければならなくなった。 

「兄弟の内、5人がアメリカ軍、2人は日本にいたため日本軍に強制的に入れられてしまった。私たちは敵同士になってしまった。」現在、ロサンゼルスに住むロン吉田氏はこのように述べた。 

吉田家の7人兄弟はアメリカで生まれ、みんなアメリカ国籍を持っていた。20世紀前半に日本からアメリカに移り住んだ吉田氏の両親はカリフォルニア州の小さな町でホテルを開業した。しかし、経営がうまくいかず、数年後、家族全員で日本に帰国。 

1937年、7人兄弟のうち、長男、次男、三男はよりよい生活を求め、アメリカに戻った。吉田氏は芸術家になるのをめざし、ロサンゼルスの芸術学校に入った。 

1941年12月7日、日本がパールハーバーを攻撃すると、吉田兄弟にも徴兵の知らせが届いた。これは当時としては信じられないことだ。なぜなら、当時のアメリカでは、日系人は「敵国民」として軍隊への参加が許されず、強制収容されていたからだ。 

「みんな軍隊にはいったが、3人はアメリカ軍事情報局に、2人は日本の空軍と海軍だった。一番小さい六男と七男は日本にいたが、年が小さかったため、軍隊に入らずに済んだ。二人は大戦後、アメリカに戻り、朝鮮戦争のときにアメリカ軍事情報局に入った。」吉田氏はこのように話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月21日

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