日本留学中の中国人「見て!苦しい僕」が人気

日本留学中の中国人「見て!苦しい僕」が人気。 最近、日本留学中の左揚民くんという中国人学生が突然ネットで人気を集めている…

タグ: 留学,日本,左揚民,苦しい

発信時間: 2011-11-23 14:08:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「見て!苦しい僕」を公開している左揚民くんの日本での生活

日本新華僑報の報道によると、最近、日本留学中の左揚民くんという中国人学生が突然ネットで人気を集めている。原因は彼がネットアルバムに日本での一年間の苦しい留学生活の様子をアップしたことによる。短期間でこの「炫苦兄(苦しい僕)」と言うアカウントの留学生がネットユーザーの模範となり、彼は苦しみを公開することで人を励ましているが、自分の富をひけらかしている人はばかばかしいと「炫苦兄」はこれまでの「自分の富をひけらかす人」たちに替わり、大人気となった。

しかし、ネットユーザーに突然、注目されるようになって、左揚民くんはまったくどうしていいかわからない様子だ。自分の本意は好きな写真を撮ることで、ネットアルバムに自分の留学生活を反映するだけのつもりだった。みんなに今の留学生がすべて「金持ちの2代目」ではなく、彼のような一般家庭の子供がこれまで同様主流であること、自分のように両親から経済的な支援を受ける子供から、自力で生活できる大人になる過程を披露しようとしたものだという。 

左揚民くんは、苦しさがいやでネットにこのアルバムを公開したのではなく、自分の真実の生活経験を記録するために掲載したのだという。左揚民くんのアルバムには、確かに多くの人がかわいそうだと思うような場面が見られる。例えば、アルバイトによってけがをした指、痩せた顔、寒い夜に新聞を満載した自転車、これらは豊かな環境で成長してきた「左揚民たち」に対して、中国でいる時には想像できないことだが、1人で外国で留学した彼には克服できるのだ。

大部分の留学生は、だいたいアルバイト、勉強、受験、入学、就職という過程を経験している。特に1980年代の留学生たちは当時、豊かでない中、1人で外国へ行き、家族全員を背負っていくように留学した。だからその年代の留学生は家族の負担を減らすため、すべての時間を利用してバイトした。1日に19、20時間以上アルバイトしていた人もいる。「左揚民たち」は前の世代の中国人留学生の刻苦奮闘の精神を受けついでおり、気骨がある。

しかし、左揚民くんが中国のネットで人気になっていることは、熟慮に値するところがある。このブームを左揚民くん自身も理解できていない。このように、アルバイトしながら留学する生活の記録は、中国人ネットユーザーから励まされる作品と認められることは、ある面から言えば、中国人若者が自分の力で生活することが下手になっている状況を洗い出している。留学生たちは、外国で努力して安定した生活を手に入れることは普通のことであるが、中国国内で両親の世話を受けている環境で成長している若者にとっては、このような苦しみを経験したことがないので、理解できないのだ。この「ブーム」は若者の幼稚化を映し出しているといえる。 

また、このことで人気を得た左揚民くんは、確かに自分で努力して成長しており、ネットで人気になっていることに対して理性的な分析をしている。「今ネットの情報は自分の本意を曲解している。数年前から僕は写真で生活を記録することを始めていて、これは宣伝ではない。最近、この人気の影響を受けて勉強の効率が悪くなってしまっているので、早めに調整すべきだと思っている。ネットでは私に対する誤解もあり、見ざるを得なくて何日かの時間を浪費した。努力しないとみんなの期待を裏切るような気がしたが、自分を成長させる推進力になっているのでよいことだと思う。」と述べた。

「炫苦兄」の人気は、喜んで安心できるのは、両親たちが最も心配している「80後」(1980年代生まれ)「90後」(1990年代生まれ)の若者たちが成長することだ。外国で苦しみを経験し、成長している。これは中国人若者に対して、成長のための啓発であるといえる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月23日

 

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