「2011連氏中国サービス型政府指数・中国都市サービス型政府調査報告」が23日に発表され、アモイ、チンタオ(青島)、杭州、済南、寧波、蘇州、合肥、長春、上海および成都と南京が2011年の中国サービス型政府都市トップ10に選ばれたということである。しかし、北京、天津、広州、深センなどの第一線都市はトップ10には入っていない。
上海交通大学国際公共事務学院とシンガポール南洋理工大学公共管理大学院は今回の中国都市公共サービス・クオリティ指数を共同で構築し、中国国内の32の都市で市民と企業を対象とした電話による無作為サンプリング調査を実施した。
シンガポール南洋理工大学公共管理学院の呉偉院長は、多くの地方において、経済面での優位勢が政府公共サービスに対する市民の満足度の向上につながるとは限らないと指摘した。今回選ばれた都市は長春と成都のほか、いずれもが有名な観光都市で、観光業がサービス指向型の行政文化や管理文化を形作る上で大きな役割を担っていることがうかがえる。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年11月26日