中国 寝たきり高齢者が1千万人を超える

中国 寝たきり高齢者が1千万人を超える。 中国 寝たきり高齢者が1千万人を超える

タグ: 高齢化,中国,高齢者

発信時間: 2011-11-28 14:22:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

急速な高齢化が社会問題となっている中国だが、中国でこのほど行なわれた調査で、寝たきり高齢者の割合が顕著に高まっており、長寿であっても身体は決して健康でないという実態が浮き彫りになった。専門家らは、世界で最も多くの寝たきり高齢者を抱えるようになっている中国は今、高齢者の介護サービスの必要性が、他のどの国にも勝って高まっていると指摘している。中国国営の「新華社通信」が報じた。

中国老齢科学研究センターの資料によると、高齢者の自活能力を見極める国際指標、着衣、トイレ、就寝・起床、入浴、室内移動など6項目に基づき、中国初の「全国都市・農村自活能力喪失高齢者状况研究」をこのほど実施。2010年末の時点で、6項目のうち1つでも「できない」と回答した「自活能力喪失者」は中国全土で1080万人に上り、すべての項目ができるものの「困難を感じる」と回答した「自活能力一部喪失者」と合わせると、約3300万人に達していることが明らかになった。さらに2015年までに、その数は4000万人にまで膨らむと見込まれている。

同センターの張カイ悌主任(カイはりっしんべんに豈)は「2010年に中国全土で実施された第6回人口調査で、中国大陸部の60歳以上の高齢者は1億7800万人に達しており、うち3千万人以上が何らかの介護が長期にわたり必要であることが明らかになっている。また、高齢者の5%が老人ホームなどの施設に入りたいと願っているものの、高齢者を対象にサービスを提供する施設不足が深刻で、市場のニーズを満たすには程遠い」と指摘している。

「人民網日本語版」2011年11月28日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。