最近、中国の一部地域で深い霧や大気の質の悪化によって、マスクが大人気商品になっている。
淘宝商城12月5日のデータによると、4日だけで合計3万件のマスクが売れ、直前2週間の平均の販売数に比べ3倍増、うち2万件以上が北京のユーザーが購入したという。
北京市気象台は12月4日午後4時半、濃霧の黄信号早期警報を発令、4日夜から5日昼まで、北京のほとんどの地域が濃霧に覆われると予報した。北京市環境局も、ミニブログで「濃霧の影響で、北京市の汚染物質の濃度が急上昇しており、5日の大気汚染指数は260~280に達するだろう。中度重汚染といえる」と発表した。
多くの通勤者が週明け出勤日の月曜日(5日)から、ネットでマスクを買いはじめた。ショッピングサイト淘宝網のあるサプライヤーは記者の取材に応じ、「この2日間、マスクの販売数があまりに凄くて、これまで在庫はすでに完売しました。今、緊急に商品の在庫補充を行っているところです。」と語った。
またもう1人のネットショップの責任者は「うちの店で人気のマスクはわずか5元で、頭からつけるタイプ。防塵など専門的な濾過作用があるので、累計3万件以上売れた。この1ヶ月の販売数は約5200件だったが、ある北京の客が5日、一回の注文で100件以上購入した。また、商品の受け取り場所の8割を北京が占めていて、ほとんどは会社、学校などの団体だ」といっている。
淘宝商城のデータによると、現在もめん製、防護効果があるマスクの価格は5元~15元で、活性炭、保温など効果を持つ人気のマスクの価格は20元~35元だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月6日