便利なデリバリー
「デリバリーならレストランに行って料理が出てくるまで待つ時間を省略できるし、週末に友達が家に集まるときにもとても便利です」と三井さんは言う。
「fineDine」は毎月約3万食の料理を届けており、利用者は電話かインターネットで料理を注文する。5つの地域にはそれぞれ専門の業務スタッフと宅配スタッフがおり、業務スタッフが注文を受けて、宅配スタッフがレストランに料理をとりに行き、利用者に届けている。注文から配達までは約45~60分。利用者は「fineDine」に料理の合計金額の15%を宅配サービス料として支払う仕組みだ。
このような高級デリバリーサービスは、「宅配寿司」の会社から始まった。この東京に本部を置くこの企業は、300を超える寿司やその他の料理のデリバリーの店舗を持ち、「fineDine」によって都市部の高所得者層や高級住宅街の富裕層、子育てに忙しい母親などの新しい顧客の取り込みを図っている。