生姜は通常、調味料や薬味として使われるが、日本では今、生姜が注目の健康食材となっている。
近年、日本の「生姜族」は日増しに増え、特に若い女性が多く、彼女たちはチューブ入りおろし生姜を常に持ち歩いて、何を食べる時でも生姜を加えている。
また、生姜味のキャラメルや黒酢など、生姜を加えた商品も多く、食品売場で消費者の人気を集めており、まさに前代未聞の生姜ブームが起きている。
日本では、古来から生姜を食べる習慣があり、日本の最も古い医学書である『医心方』には「平安時代の貴族たちは当時すでに生姜の薬効を認めており、風邪薬として重用していた。」と記載されている。日本の専門家によれば、生姜には体を温めて血液の循環を良くする働きがあり、冷え性の改善やダイエット、風邪の予防などに非常良い効果があるという。
医学博士である石原結實氏は『生姜力』という著書の中で「体を温めると病気は必ず治る」「生姜は良薬である」とし、生姜を食生活に取り入れること、漢方薬にならって乾燥生姜を紅茶に入れて飲むことなどを提唱し、女性たちの間にブームを巻き起こした。
日本でよく見られる生姜の食べ方は、生姜をすりおろして蜂蜜や黒砂糖を加えたシロップを作るというもので、紅茶を飲むときなどにそれを加えると、肩こりやリウマチに効果があると言われている。その他、生姜ご飯や豚の生姜焼き、生姜スープ、新生姜をそのまま食べたりなど、生姜は日本人の食生活に欠かせないものとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月10日