江蘇省政府は13日早朝、徐州市豊県首羨鎮で12日午後5時40分、小学生を載せたスクールバスが道路脇の溝に落ちて横転する事故が発生したことを明らかにした。人民日報が伝えた。
13日午前1時の時点で、この事故により12人が死亡、11人が負傷、うち3人は重傷という。
豊県の県委員会宣伝部によると、事故が起きたスクールバスは、首羨小学校が児童送迎用にレンタルしている車両で、人力三輪車をよけようとして道路脇の溝に転落、横転したという。初期調査によると、スクールバスの定員は52人、この日は47人の児童を載せて小学校を出発した。事故が起こる前に18人が下車、帰宅しており、残りの児童29人が乗っていた。事故後、6人の児童が無事救出され帰宅した。負傷した児童11人は、徐州市区医院、豊県人民医院、豊県中医院に搬送され、応急救命手当を受けた。
省委員会の羅志軍書記は、事故後ただちに指示を出し、負傷者の救出に全力を尽くして犠牲者を一人でも減らすことと、事故原因を速やかに調査、解明し、法律・規則にもとづき責任を追及することを求めた。李学勇省長は、負傷者への応急救命処置に全力であたり、事故調査と事後処理を万全に行い、スクールバスに対する安全管理業務を強化するよう指示した。
教育、公安、安全監督、衛生など省関連部門担当者が事故現場に駆け付け、陣頭指揮を取った。徐州市委員会や市政府の主要担当者は、すでに現場で緊急救助作業に着手している。
事故の各処理業務は現在進行中という。
「人民網日本語版」2011年12月13日