中国の海外留学者数、今年は35万人の見込み

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発信時間: 2011-12-14 16:37:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国教育部傘下のウェブサイト「中国教育在線(オンライン)」は13日、2011年度「出国留学動向調査報告」を発表し、中国の海外留学者数が今年35万人に達する見込みであることを明らかにした。中国国営の「新華社通信」(電子版)が報じた。

同報告によると、中国の海外留学者数は、2008年は前年比24.43%増の17万9800人、2009年は同27.53%増の22万9300人、2010年は同24.16%増の28万4700人と年々増加しており、2011年も少なくとも24%増加するとして試算すると、35万人近くになる。

同報告は、2011年10月26日の時点で、教育部が管理するサイト「教育渉外監督管理情報網」(www.jsj.edu.cn)を通して、同部が監督管理を行っている正規留学仲介機構が計419機構ある。「中国教育在線」はこのほど、そのうち主な12機構に対して調査を実施、同12機構の2011年の業務は、ほとんどが30%以上の成長を見せていることが明らかになった。このことから、増加の一途をたどる留学生は引き続き留学経済を牽引すると見込まれ、少なく見積もり年間30万人が海外へ留学するとしても、同市場は約600億元(約7200億円)規模となる見通し。

同報告は、海外留学者の増加の背景には、▽各国の留学ビザ緩和が留学をさらに促進させており、特に2008年に世界金融危機が発生して以降は、関連の先進国が留学経済の発展に力を注いだため、経費が不足している多くの大学は積極的に留学生の受け入れを増加させた▽2011年英語能力を判定する世界規模のテスト「TOEFL」の申込者のうち、18歳以下の学生の割合が2倍以上になるなど、海外留学希望者の低年齢化が急速に進んでいる---などの特徴があるとしている。

留学先として最も人気がある国には、米国やオーストラリア、英国、カナダ、フランス、ドイツ、日本、ニュージーランド、シンガポールなどが上位に入っている。

「人民網日本語版」2011年12月14日

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