日本の人にやさしい交通
日本の人にやさしい交通。 突如発生した大地震と原発事故は、日本の大地に大きな傷跡を残した…
タグ： 地震,原発事故,放射,交通
突如発生した大地震と原発事故は、日本の大地に大きな傷跡を残した。地震後も東京はにぎやかなのか？京都は今も静かなのか？このような疑問に答えるべく、記者は東京と北海道、そして関西地方を訪ねてみた。
海外メディアの誇張した報道とは異なり、日本では日々、この国の秩序正しさを感じることができた。発達した交通機関、人々の心にある環境保護の理念と人を中心とする都市計画理念が日本人の裕福な生活レベルを保証している。
大地震後、日本は電力不足とエネルギー不足の問題に直面した。ガス・石油を緊急で輸入し、輪番停電も行った。食品メーカーは自社のサイトで節電レシピを紹介し、「台所から節電を始めよう」と呼びかけた。これらすべての措置に対して、日本人は理解を示した。地震大国の日本では、電気の使用制限は一般的となっている。また、資源が少ないこの国では、普段から節電や節水に努めており、生活が不便だとは思わないのだ。
テレビでは地震と放射線量のニュースが常に伝えられ、健康に影響を与える放射線量が明確にされている。デパートは通常に営業し、スーツをきた会社員が今日も満員電車に揺られている。日本人が大地震を経てもなお通常に生活できるのは、十分な情報が正確に伝えられているからだろう。
日本で最も印象深かったのは、繁忙の中でも秩序正しい便利な交通機関だ。
日本は自動車大国である。国土面積が小さく、道が狭くなっているにもかかわらず、日本の都市で深刻な渋滞が発生することは少ない。これは日本社会が持つ「人間中心の」交通理念の賜物である。車は歩行者を優先し、歩行者は車がいなくても信号を守る。すべての自動車が交通ルールを守っており、歩行者は歩行者専用の、自動車は自動車専用の道を走るため、秩序が守られている。
そのほか、日本の高度に発達した公共交通機関は便利かつ正確なことで有名である。東京都内では、ほぼすべての地下鉄駅が大型建築物の中に設置されており、便利である。複数の路線が交わっていても、駅の設計が合理的で、乗り換えが楽になっている。また、どの地下鉄も時間通りに運行している。たとえ、距離のある区間でも正確な到着時間を計算し、運行している。日本人が地下鉄をよく利用するのは、地下鉄が時間通りに運行しているからであり、自動車よりも楽だからである。
日本の鉄道はおおよそ３種類に分類できる。一つは電車、一つは地下鉄、そしてもう一つは新幹線だ。日本人は出かける際、次のような原則を守っている。通勤や友達との集まりに参加する場合、電車か地下鉄に乗り、遠くに出張する場合には、新幹線を使うという具合だ。自動車に乗るのは、グループや家族で旅行に出かけるときくらいである。
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
