▽自ら名乗り出た男性出場者 「私は心の声に従っただけです」
佐藤さんの「別離」宣言に憤りを見せた一部ネットユーザが、「人海戦術」で楊氏を見つけようと意気込んだ。その後、「Ing調頻」というハンドルネームのユーザが、「人海捜索の必要はありません。私がまぎれもなく本人です」と自分が当事者であると名乗り出た。
「Ing調頻」さんは、自分が男性出場者の楊飛氏だと認め、「番組が今晩オンエアされた後、1カ月前の収録現場での夢を見ているような感覚が蘇ってきました。佐藤さんと知り合わせてくれた番組に感謝しています。あの後、佐藤さんのことをもう少し深く知ると、私に最もふさわしい人ではないと感じました。私達はお互いに幸せを願っています。いろいろなコメントがありますが、ほかの人々がどう考えようと、これはそれぞれが自分の心の声に向き合って下した選択です。皆さんにも、私達の出した結論を温かく見守ってほしいと思います」とのコメントを書いた。
ネットユーザからの多くの批判や避難を受けた後、「Ing調頻」さんはブログを数本発表し、自分が佐藤さんと会うのを避けようとしたのではないことを強調した。仕事もどうしても穴を空けることができなかったとして、「収録後、私は汽車に飛び乗りました。翌日取引先との報告会があったからです。この報告会は後ろ倒しにすることができなかったのです。番組収録後から翌日の夜までの間に、佐藤さんとショートメールだけで122回やり取りしてたほか、電話もしました。それらの内容まで公開する必要はないでしょう」と続けた。彼は同夜、佐藤さんとお付き合いをするつもりはないと発表、自分がいい加減なことを言っているのではないことを明らかにしようとした。しかし間もなくこのミニブログは削除された。
また佐藤さんの「理想の恋人」基準に対するネットユーザーからの批判について、「Ing調頻」さんは、「佐藤さんの理想が高いか低いかは、あくまでも個人の選択であり、他人があれこれ口を出すべきではない。番組放映後、佐藤さんは1千通以上のメールを受け取ったが、そのほとんどは養ってほしいというものだった。これらの男性は、恥という感覚がないのだろうか。この点においても、彼女のために弁明したい。彼女は一見現代的な女性に見えるが、それは生活の中で鍛えられただけで、中身は伝統的な日本人女性だ。心の奥底では、家庭で夫を支え子供を育て、家庭と夫の仕事の縁の下の力持ちとなりたいと望んでいる」と書いた。