アサヒ十六茶のコマーシャル
RecordJapan12月30日の報道によると、日本の街にSMDという宣伝手法が現れている。「声」が出る広告看板を利用して商品の宣伝を行うもの。
今年の2月に、楽器メーカーのヤマハはポスターのようなTLFスピーカーを利用して、東京市内に「アサヒ十六茶」の広告を展開した。普通のポスターのように見えるが、人がこの前を通ると宣伝の「声」が出る。
実際、店によく軽音楽(BGM)が放送されていることもSMDの1つである。有楽町丸井に流れる軽音楽(BGM)の製作は、すべて東京芸術大学音楽環境創造科が使用される時間、場所などによって環境の雰囲気を組み合わせ、製作している。
音環境の専門家・斎藤寛さんによると「音楽は見えないため、軽視されやすい。しかし、最近、音と感情及び脳の関係の研究がかなり進んだため、すでに音に人類の感情を奮い立たせることができることが定説になった」と解説する。
音の価値も、だんだんに文化面から新しい認識を受けるようになった。1960年に、カナダ人作曲家Murray Schaferが「音の風景」の概念を提示した。日本は、1996年環境省が「残したい日本の音風景100選」を選出した。
かつて、日本人は鐘の音で時間を判断し、昆虫の鳴き声で季節を知った。今。人々が音に復帰することは自然の成り行きといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月31日