東日本大震災が若者のアイデンティティと国民性を呼び覚ました

東日本大震災が若者のアイデンティティと国民性を呼び覚ました。 1月9日、日本は東日本大地震後初めての成人の日を迎えた。震災は日本の若者のアイデンティティと国民性を呼び覚まし、彼らを成長させた。調査によると約8割の新成人が「自分の世代で日本を変えていきたい」と答えた…

タグ: 東日本大地震,成人,若者,成長

発信時間: 2012-01-12 14:05:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1月9日、日本は東日本大地震後初めての成人の日を迎えた。震災は日本の若者のアイデンティティと国民性を呼び覚まし、彼らを成長させた。調査によると約8割の新成人が「自分の世代で日本を変えていきたい」と答えた。シンガポール紙「聯合早報」が報じた。以下、抄訳。

9日は日本の「成人の日」だった。この日、47都道府県の各地では、新成人が大人としての責任を持ち、理想的な日本人になることを祈って、成人式が行われた。女性は伝統的な振袖、男性はスーツに身を包み、地元の式に参加した。

史上最も少ない新成人 自信も最低水準

今年新成人となる若者の数は史上最も少ない約122万人、ピークだった1970年の約半数である。全人口に占める割合はわずか0.96%。 

昨年のこの時期、日本世論は若者に対してあまり期待を抱いていなかった。政治的関心、社会意識の低さ、海外留学数の大幅な低下などを悲観し、このままいけば、日本は後退し続け、最終的に落ちぶれてしまうと嘆いていた。 

日本政府が昨年初めに発表した調査結果によると、4割の日本人が、「今の若者は自立していない」と答え、今の若者を不安視していることをうかがわせた。 

このような危機感には根拠がある。日本青少年研究所は昨年、日本、アメリカ、中国、韓国の高校生計7200名を対象にアンケート調査を実施した。その結果、「自分が価値のある人間だと思う」と答えた高校生は、アメリカが89%、中国が88%、韓国が75%であったのに対し、日本はわずか36%。「自分に満足している」と答えた高校生は、アメリカが78%、中国が69%、韓国が63%に対し、日本はわずか約20%で、若者の自信の無さが明らかとなった。

海外留学数の急激な減少 

ここ数年、海外に出て勉強し、外国の文化や言語を学ぶ日本の若者が減っている。日本経済新聞によると、1997年の調査では、アメリカに留学した外国人のうち、日本人が最も多かった。 

2010年から2011年にかけて、アメリカに留学する日本学生の数は7位まで落ちた。現在、アメリカに留学する学生が多いのは、中国が約15万8000人でトップ、2位はインドで約10万4000人、3位は韓国で約7万3000人である。 

日本人留学生は2004年の4万5000人から、昨年は2万人と大幅に減少。この傾向は、ここ数年、日本でも大きく取り上げられ、9割の日本人が「このままでは日本の将来に影響がでる」と懸念した。 

若者が最も熱中すべき「恋愛」にもある変化が生じている。日本の大手結婚相談サイト「Onet」が満20歳の若者800人を対象に調査を実施したところ、「恋人がいない」と答えた若者は77%で、1996年の調査より27%も高かった。そのほか、「恋愛をしたことがない」と答えた人は45%、「片思いすらしたことがない」と答えた人は14%だった。 

特に目を引くのが、8割以上の男性が「彼女がいない」と答えたことである。ここ数年、日本では、性格が温厚で消極的な男性を指す「草食系男子」という言葉が流行っているが、この結果は男性の「草食化」を如実に表しているといえる。 

NTTアドはこのほど、現役20代と元20代の言葉の感じ方に関する調査を行った。現在30才~50才の日本人に「20代だったころに言われてうれしかった言葉」を調査したところ、「主張のある」、「正義感が強い」、「反骨精神あふれる」、「向上心のある」、「エネルギッシュ」が上位だった。 一方、現役20代が「言われてうれしい言葉」は、「やさしい」、「親しみある」、「面白い」、「付き合いやすい」、「ノリがいい」などだった。

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