◆効率的な作業分担
SMAPら19人は華やかに見えるが、実際には「5」を基準とする細やかな作業分担をしており、効率的に人件費面の負担を低減していた(5人のスター、5人のAD、5人のメイクアップアーティスト、監督、音響係、ADの代表者、マネージャー)。5人のメイクアップアーティストはSMAP5人に一人ずつつき、ADはSMAPの雑用を担当する。舞台裏と現場で、スーツを着用した男性ADが分担して作業し、道具のセッティング、お茶運びをし、さらにその場で台詞を紙に書いた。その働きぶりはテキパキとしていた。SMAPが収録の最中、ADらは観客席の最後列で静かに待機していた。その様子は他のファンと同じく番組を楽しんでいるように見えたが、落ち着き払っていた。
SMAPの荷物は多く、中国側のスタッフを驚かせた。10個の大きなトランクには、今回の収録に使う衣装2セット、そしてメンバーの普段着が詰められていた。さらに携帯式のミシン、針、糸、アイロン、変圧器、コンセント変換プラグ等、考えられる限りの物が詰められており、中国側のスタッフを安心させた。SMAP側からの要求は、テーブルタップのみだった。これはSMAP側の、人に迷惑をかけないという原則に基づいたものなのだろう。
「人民網日本語版」2012年1月13日