開放的だと思われている米国だが、青少年の婚前交渉について、徐々に保守的な傾向が強まっている。米国は特別に1.7億ドルをさいて“禁欲主義政策専門資金”に当てている。
また、同時に青少年の中に婚前の貞操を選択する人も増えている。原因はいろいろで、両親の関心や、当事者が未成熟だと感じていること、自分の運命をよりよくコントロールしたいなどが挙がっている。
若い世代は慎み深くなっている
米国の“疾病管理予防センター”が2011年3月発表した研究データによると、5300人の15歳から24歳までの調査対象の青少年のうち、婚前交渉の未経験者はこれまでの10年間で22%から28%に増加している。
18歳のアリスは自称フェミニストだ。彼女は、今まで性行為をしたことがないという。「性の解放」が主流の米国社会で、アリスは暴露や反逆が横行するテレビ番組に囲まれて育った。彼女は、自分は当然性病や妊娠が怖いし、もっと重要なのは、感情面でも自分はまだ未成熟で、性行為にともなう親密な関係を処理しきれないと感じているという。
米国には目下4.5万症例のヘルペス感染者がいて、2000万症例のHPV感染者と90万のエイズ患者が存在している。禁欲運動の支持者の多くは、伝染性の性病が絶えず増加させないためには、婚前交渉をしないことが一番いいと考えている。
米ヘリテージ財団の研究報告では、13歳で最初の性行為をした女性は、21歳で最初の性行為をした人と比べ、性病感染率が3倍になるという。しかも13歳や14歳で性行為を始めた女性は、40%がシングルマザーになっているという。
英国 禁じられた木の実を食べるのは欧州が最も早い
世界保健機関(WHO)の調査によれば、英国の青少年は性行為をする年齢は24の調査対象の欧州諸国で最も早かった。半数近いの英国男性は16歳以前に性交渉をしている。4割の女性はもっと成熟で15歳までに最初の経験を済ませている。
韓国 大学生の私生活が奔放に
最近の調査で、韓国の大学生の私生活はどんどん奔放になっているという。婚前の同姓や性交渉をしてもよいと考えている人が57.6%にのぼり、年々増えている。婚前交渉を前提とした質問に59%が“愛さえあれば”してもよいと考え、4分の1が結婚を前提とすべきだと答えている。
日本 若者に“できちゃった結婚”増加
日本では、婚前交渉にはかなり寛容だ。“できちゃった婚や授かり婚”はすでに珍しくないことになっている。
日本厚生省の統計では、2000年から結婚するカップルの4組に1組が妊娠して結婚式をしているという。若い新婦に“できちゃった婚”が多く、19歳以下の花嫁の81.7%が結婚してしばらくすると出産しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月16日