2011年12月23日東京の皇居・御所で、78歳の誕生日を祝典に参加し民衆に向って手を振り挨拶する日本明仁天皇と皇后美智子。
日本共同通信社の報道によると、心臓冠動脈のバイパス手術を終えた天皇陛下(78歳)は4日午後、東京大学病院を退院し、皇后と共に皇宮に戻った。
天皇陛下は3月11日に政府が東京で開催する東日本大震災1周年追悼式典への参加を強く希望している。金沢一郎皇室医務主管は記者会見で「現在の回復の情況から見て、出席できるだろう」と述べた。最終的な出席については、追悼式前の検査により決定する。
宮内庁によると、天皇陛下の食欲はまだ完全に回復しておらず、肝機能障害などの病状が見られる。金沢主管によると、これらの病状は想定内で、すべてがよい方向に向かっているという。3月いっぱいは静養が必要で、短期間、皇太子が国事を代行する。
天皇陛下は2月18日に手術を受けてから、今まで階段ののぼりおり、トレーニングマシーンによる心臓機能のリハビリを行っている。現在、1日の歩行距離は約1キロメートルに及ぶ。天皇陛下が入院後、皇后陛下は毎日病院で付き添っていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月5日