英国放送協会(BBC)が、4歳から6歳までの子供に中国語を教える中国語学習アニメーション番組をテレビで放送する。中国語は今や、英国人の間で最も人気がある外国語の一つとなった。英メディアが12日付で報じた。
▽中国語教師の派遣、1千人増
番組には、「偉」という名前のミツバチの子供がアニメのイメージキャラとして登場、歌やゲームを通して、子供達に簡単な中国語を教える。たとえば、1から10までの数字、「こんにちは」「ありがとう」「猫・犬」「船」などの単語、色の言い方などだ。英国ではここ数年、中国語を必修外国語のひとつとすべきという論議が盛り上がっている。英国人が学ぶ外国語といえは、これまでずっとフランス語とスペイン語だった。
中国語教育に対する人気が確実に上昇していることを受け、キャメロン英首相も「1千人の中国語教師を英国内の学校に増員派遣する必要がある」と語った。
リーズ大学中国文学専攻科の講師を務めるウィットマン博士は、「中国語を学ぶことは、子供にとってそれほど難しくはない。音楽的なリズム感が特徴的な中国語は、童謡や歌がすぐに覚えられるように、子供にとっては大変真似しやすい。中国語の学習と言えば丸暗記ばかりだと非難する人もいるが、子供にとって、何度も繰り返し学ぶことは、極めて効果が高い」と指摘した。