在日中国人女性に家庭内暴力被害が多い理由

在日中国人女性に家庭内暴力被害が多い理由。 日本で幸福を探そうと夢を持っていた中国人女性はなぜ、日本人夫の虐待の対象となってしまうのか?おそらく経済的な依存関係、文化の摩擦、法律上の無力さが主な原因だろう…

タグ: 国際結婚,家庭内暴力,女性,中国人

発信時間: 2012-03-22 14:47:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 日本「産経新聞」の報道によると、3月14日、東京都北区のある病院で、女性1人を受け入れ救急処置を行い手を尽くしたが助からなかった。病院は救急処理中の患者の情況からこの女性は一般的な死亡ではないと判断し、この事件を警視庁に報告した。

警察の捜査で、死亡した女性は日本人・金野昌司の中国人妻・張華(偽名・43歳)であるとわかった。張華さんの部屋の掃除の仕方を不満におもった金野昌司は、ゴムバンドで、張華さんの両手両足を9時間も縛りつづけた。息子の「お母さんが死んじゃう」という電話を受け、彼は「119」に通報した。今、金野昌司は犯罪を認め、警察は現在、捜査を行っている。 

実に、中日国際結婚の家庭では、中国人女性が日本人夫の暴力を受けることは珍しくない。統計データによると、中国人女性が日本人と結婚すると、家庭内暴力に遭う確率は37.3%に達するという。日本の家庭内暴力被害者で最高の割合である。これらの中国人女性は日本人夫あるいは同居男性から暴力、性的虐待を受け、更に一部の女性は妊娠時も暴力から逃げられず、中にはそのため鬱病を患って自殺する人もいる。 

日本で幸福を探そうと夢を持っていた中国人女性はなぜ、日本人夫の虐待の対象となってしまうのか?おそらく経済的な依存関係、文化の摩擦、法律上の無力さが主な原因だろう。 

まずは経済的な依存関係だ。家庭の経済基盤は家庭内の「上層構造」を決定する。経済的に日本人夫に依存することは、中国人女性が家庭内暴力の被害に合う原因の1つだ。日本では、女性の経済地位は男性と平等ではなく、多くの女性が専業主婦で、独立できる経済能力がない。在日中国人女性は言葉、技能などの問題で更に正規の仕事を探すのが難しく、家で主婦をするしかなく、経済的に完全に日本人夫に依存してしまう。景気が悪くなっていくに従い、日本人男性が受ける生活のプレッシャーも大きくなり、多くの人が中国人妻を「腹いせの対象」とする。今回の被害者である張華さんも、ずっと仕事がなくこの典型的な主婦だった。 

次は文化の摩擦である。日本では「男尊女卑」の思想が根強く、一部の日本人男性は中国人妻を自分の付属品や私有財産とみなし、不満があればすぐに妻を攻撃対象とする。しかし、新中国の成立から中国人女性は社会生活に非常に活発に「天の半分」を支えてきた。中国人女性の男女平等的な意識は、日本人女性により大幅に強いため、彼女たちは日本人女性のように夫に従順でいるのは確かに難しい。このため、多くの日本人夫は中国人妻に「女性美」が不足していると思い、中国人妻は日本人夫が「亭主関白」だと思う。互いの矛盾が調和できなくなると、日本人夫は暴力で解決する。これが在日中国人女性が家庭内暴力に遭う原因の1つでもある。

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