武漢大学で年に一度開催される桜祭りの季節、中国各地から多くの花見客が大学構内に押し寄せる。武漢大学の学生は「世界で最も遠いのは教室に行くときに通る桜花大通りの向こう側!遠い・・・遠すぎる!」とネット上で抑えきれない不満を爆発させた。また、桜祭りについてのつぶやきも続々と登場、学生達はさまざまな方法によって、「ここは大学だ!公園ではない!」と声を大にして訴えた。中国紙、新聞晨報が伝えた。 武漢大学名物の桜並木は学生達の誇りだが、この素晴らしい桜を愛でる年に一度の桜祭りが、学生にとって大きな問題になっている。昨年の桜祭り初日、大学構内には30万人もの花見客が押し寄せた。彼らは、桜花大通りをびっしりと埋め尽くし、学生の教室移動にも支障を来たした。
キャンパス構内が混み合い、学生の通行の妨げとなるほか、騒がしい花見客も静かな環境を台なしにする。桜祭りの開催中は、仕方なく近くの大学に行って自習する武漢大生もいるようだ。
一方、武漢大が普段の静けさを取り戻すことを望む書き込みも、ネットで盛んに転送された。この書き込みには、桜祭り開催中の武漢大生のよもやま話、笑い話、如何ともしがたい辛い話が集められた。
「人民網日本語版」2012年3月31日