『日本新華僑報』29日付の記事に、「大人しくて礼儀正しい日本女性がなぜ急に猟奇的で野蛮に変わってしまったのか、男気のある日本男性がなぜ『こひつじ』のように軟弱なってしまうのか。女性の経済的地位が高くなったこと、映画やテレビの影響、教養教育の欠乏が主な原因となっているのではないだろうか」との記載があった。以下記事の内容。
昔から、世界には「一番幸せな男性の生き方は、アメリカの給料をもらい、ドイツの車に乗り、中国の料理を食べ、日本人の奥さんをもらうこと」という言い方がある。ここで注目したいのはやはり、「日本人の奥さん」である。しかし、「日本人の奥さん」をもらおうと考えている男性は、今後は気をつけたほうが良い。なぜなら、日本メディアが近日行なった調査によると、今、日本の女性は扱いづらく、気をつけなければ「パンチ」を食らうことも多いだろう。
『読売新聞』によると、日本の関連機関が3000名の若い男女の恋愛に関する調査を行なった。その結果、約2割の若者が交際中に相手から暴力を受けたと告白している。そのうち暴力を受けた人の4割がなんと男性であるという。「彼女に殴られた」「彼女に蹴られた」「物を投げられた」など様々である。
交際中にここまで野蛮になってしまう彼女と結婚したら、不幸な日本男性は毎日「涙で顔を洗う」ことになるだろう。なぜ、大人しくて礼儀正しい事が売りの日本女性はここまで「猟奇的」になり、男らしさがあると言われている日本男性が「こひつじ」のように軟弱になってしまったのだろうか。その背景には女性の経済的地位が上がったことや映画・テレビの影響、教養教育の欠乏があるのではないだろうか。
日本社会には「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という伝統的な考え方が根付いている。男は家族を養うという重大な責任を負うべきであると考えられてきた。しかし、近年、「少子高齢化社会」が益々深刻になり、労働力が不足しているのが現実である。日本政府は女性の社会進出を積極的に支援するようになり、女性の活躍や経済収入が大幅に増えていったのである。家から出て、仕事を始める女性は年々2桁の割合で増え続けている。比べて日本経済の20年来の不景気によって、特に2008年の世界金融危機が発生してからは、仕事を失う男性が後を絶たなくなり「家族を養う」という従来の責任を負う能力がなくなり、自然と「やる気」も失って、尻を「叩かれる」のも当然といえば当然である。
欧米や韓国の映画文化が日本女性に与えるマイナス面の影響を侮ってはいけない。日本で公開される映画作品には、女性が男性を殴る場面が頻繁に登場する。軽いものから「思いっきり」なものまで、コメディ要素として人々を笑わせている。加えて日本の韓流ブーム。『猟奇的な彼女』などの韓国映画がうってつけの「教科書」となり、多くの女性が映画の真似をして、自分の彼氏をぶったり蹴ったりする事を自分の「独特の魅力」としてアピールするようになった。
そして、最後に取り上げたいのは、日本の学校の個性教育が子どもの「主体性・個性」を強調するあまり、礼儀や教養がおろそかにされ、男性に手を出す事が男女平等であり、女性の「解放」であるとの間違った認識を持つ女性を増やす元凶となったことだ。調査によると、初めて暴力を振るわれた時期について、「中学校の時」と答えた男性が9.4%、「高校の時」が28.1%、「大学の時」が32.3%という結果になった。そこから分かるように、教育レベルが上がるにつれて、女性の「解放」の度合いも益々高まり、彼氏を殴る人も益々増えるということだ。このような風習が続けば、日本の女性エリートたちは皆「文武両道」になるだろう。
幸いなことに、この調査結果は各方面で大きな注目を集めている。「心の病には心の薬」、政府では既に専門の研究チームを発足し、若者へのセミナーを開催して心理的な指導を始めている。願わくば、この取組みが功を奏し、日本の「猟奇的な彼女」たちが、少しずつ自分たちの拳を下ろし、再び「優しくて従順な女性」に戻ることである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月30日