中国にも同様の状況が発生している。私は中国で良くお見合いの番組を見る。番組内では多くの男性が「今の中国の女性は堅実的過ぎて、結婚するにもまず家・車・お金・地位のほうを先に見る。お金も地位もない男性は結婚することが難しい」と強調している。
林秋子さんは文中で、「多くの一般的な『残り物女子』にインタビューしたが、中国の女性は実は決して欲深くないという」と指摘している。
彼女たちには同じような背景がある。十分な教育を受け、現在は比較的好条件な職に就いており、今後の職場の発展のために努力している。彼女たちが求めているのはただ自分と釣り合う男性なのである。
中国の友人は私に、「実は優秀な奥さんは嫌だと思っている男性が多いのだ」という。優秀でなくても「優しくて素朴」なタイプを選ぶ人が多いという。
中国と日本は発展の段階こそ違うものの、同じ社会発展の過程において、益々多くの女性が婚姻から自立し、自ら進んで或いは不本意にも「残り物女子」となっているという事実は共通している。