アニメキャラになりきったコスプレ姿の新郎新婦、新婦の友人30人以上によるコスプレショー--。武昌湖濱花園ホテルの広場で8日、ユニークかつロマンティックな「コスプレ婚」が執り行われた。長江日報が報じた。
記者は結婚式の前日に新婦の曹家綺さん(27)にコンタクトをとり、このコスプレ婚を密着取材した。曹さんと新郎の李正明さん(28)はいずれも武漢出身で、大学では美術を専攻、2人とも筋金入りのコスプレファンだ。「小学校のとき聖闘士星矢のアニメを見て、家で新聞紙を使って衣装を沢山作りました。身にまとって友達に見せびらかしたものでした」と語るのは夫の李さん。
2010年10月、二人はネットで出会い、恋愛関係に。結婚が決まった2人は、何か特別な形式で心に残る挙式をしようと話し合った結果、最終的にこのコスプレ婚に決まったという。
式が始まると、夫婦はきらびやかな衣装と金色に輝く道具を身につけて登場した。衣装や道具はどれも手作りで、1カ月以上かけて制作したものだという。
式の間にはアニメミュージックが流れ、曹さんの友達30人も全員コスプレ姿で登場。式の途中で行われたコスプレショーでは、拍手と歓声が絶えなかった。
集まった100人あまりの親族友人は次々と現れるコスプレイヤーに大注目。李さんの祖父、李和之さん(85)は「孫の結婚式は面白い。ただ、色とりどりの衣装に目がくらみそう」と語った。
「人民網日本語版」2012年4月10日