中国衛生部弁公庁は18日、乳幼児用調合乳(粉ミルク)製品には、牛の初乳を原料として添加してはならないことを明らかにした。人民日報が伝えた。
牛の初乳とは、健康な乳牛が仔牛を出産後7日間のあいだ産出される乳を指す。衛生部は同日、牛の初乳を原料として作られる乳製品について、「関連法律法規の規定を厳格に守って製造されなければならず、製品は、国家基準、業界基準、地方基準、企業基準をクリアしなければならない」と指摘。乳幼児用粉ミルクについては「牛の初乳を添加することは禁じられ、牛の初乳を原料とした製品であってはならない」とした。
衛生部によると、この規定は2012年9月1日から施行され、それ以前に関連規定に基づき製造あるいは輸入された製品については、引き続き市場で販売することが許されるという。
「人民網日本語版」2012年4月19日