4月23日は第17回「世界図書・著作権デー」である。中国新聞出版研究院が19日の午後、「第9回全国国民読書調査」の結果を公表し、2011年、中国の18歳~70歳の読書率は、2010年より1.6%増となったというが分かった。
この研究院の院長で首席研究員である郝振省氏は「今回の調査は2011年9月から全国でスタートしたもので、今年4月までに調査の予備的な分析結果がまとまった」と説明した。
調査結果によりますと、2011年中国の18歳~70歳の読書率(全スタイル)は77.6%で、2010年の77.1%に比べ0.5%上がったということである。そのうち、図書の読書率は2010年の52.3%に比べ1.6%増え、53.9%。新聞を読む人の割合は63.1%で、2010年の66.8%に比べ3.7%減の63.1%となった。そして定期刊行物の読書率は2010年の46.9%に比べ5.6%減り、41.3%に下がった。
図書・新聞・雑誌のデジタル読書について、中国の18歳~70歳のデジタル読書率は16.8%で、電子新聞と電子雑誌の読書率はそれぞれ8.2%、5.9%である。デジタル読書(インターネット、スマートフォン、デジタルブックリーダー、CDなどによる読書)の接触率は38.6%で、2010年の32.8%に比べ5.8%増、伸び率は17.7%だった。
調査のデータでは、18歳~70歳の国民の最も好きな図書として「文学」、「日常生活」のジャンルが3割近くを占めている。そのほか、歴史、医薬衛生、心理、経済管理、軍事類の図書が好きな国民も割合に多く、10%以上となっている。
「中国国際放送局 日本語部」より2012年4月21日