日本最大の不動産・住宅総合情報サイト「SUUMO(スーモ)」は1月24日、在日温州華僑などが中心となり、中日相互協力・交流の促進をめざす非営利団体「日本温州総商会」と協力し、中国版のサイトを開設。ネットを通じて在日華人にも不動産情報を提供している。日本の華字紙「日本新華僑報」(電子版)が報じた。
インターネットにおける情報サービスなどを主な事業としている出版社「リクルート」が運営している同サイトでは、中国語特集の形で、在日華人に東京近郊で最も人気の新築マンションを20カ所紹介。そのほか、華人向けに住宅ローン申請条件や日本の各銀行が提供している住宅ローンの詳細、住宅ローン以外に必要な諸費用なども案内。さらに永住権所有者の購入方法、未所有者の購入方法をそれぞれ紹介している。
「温州総商会」は2010年より、華人向けに不動産購入に関する知識講座を5回開催しており、大きな反響に。多くの参加者からの要望を検討し、今回のリクルートとの提携につながった。同サイトの開設に当たり、同総商会は全面的に協力。多くの在日華人が住宅を購入する際に、より多くの住宅情報を比較できるよう、広範囲にわたる不動産知識を提供したい考え。
一方のリクルートは1976年より不動産情報の提供を始め、2009年には不動産検索サイト「住宅情報ナビ」を「SUUMO」に一新。サイトだけでなく、無料住宅情報誌「SUUMOマガジン」の配布などにより、賃貸情報や売買情報、データ統計などを紹介している。
「人民網日本語版」2012年4月25日