日本：地球から127億光年離れた銀河団を発見
日本：地球から127億光年離れた銀河団を発見。
タグ： 宇宙,原始の銀河団
発信時間： 2012-04-27 11:38:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
日本総合研究大学院大学と日本国立天文台の研究チームは、すばる望遠鏡で宇宙誕生初期に形成された原始の銀河団を発見したと発表した。宇宙の発生や銀河の進化過程の解明に役立つことが期待される。
銀河団は、十数個、数十個、あるいは百、千もの銀河で形成される。今回発見された銀河団は、地球から127.2億光年の距離にあり、すなわち127.2億年前の状態を観測できる。ビッグバン理論によれば、宇宙の誕生はおよそ137億年前である。今回発見された銀河団は、宇宙の誕生からわずか10億年しか経っていないことになる。
研究者によれば、宇宙誕生初期に形成された銀河団は数が少なく、また距離も非常に離れているため、地球に届く光線は微弱で発見しにくい。すばる望遠鏡は、視角が広く口径が大きいという特徴があり、これが非常に珍しい原始銀河団の発見につながったと見ている。
2005年、日本国立天文台と東京大学の専門家は、すばる望遠鏡を利用して地球からおよそ126.5億光年離れた銀河団を発見しており、今回の発見された銀河団はそれよりもなお7000万光年上回った。
今回の研究成果は５月１日出版の米誌「アストロ フィジカル・ジャーナル」二掲載予定。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2012年4月27日
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