農村の小病院に赴任した日本人医師 無錫

農村の小病院に赴任した日本人医師 無錫。 江蘇省無錫市錫山区にある錫北人民医院でリハビリの治療を受けている患者が、大学を卒業したばかりの様子で、いつも笑顔を絶やさない青年医師が治療チームにいることに、最近気がついた…

タグ: 日本,無錫,ボランティア医師,内野敬

発信時間: 2012-05-03 16:11:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

ボランティア医師として、内野医師は同院で2年間勤務する予定で、病院側は宿泊費のみ提供する。ぜいたくな生活はできないため、内野医師は節約生活を心がけている。内野医師の面倒をみているリハビリ科の許継旭医師は、「内野医師は、食堂で食事して食べ切れなかったとき、決して残して帰らずに、たとえ白菜一口でも、宿舎に持ち帰り、その日の夕食にしています」と話した。また、「彼に付き合ってキャンパス地の靴を買いに行きました。彼が選んだのは最も安い15元の靴でした。生活は質素で、仕事ぶりは大変真面目で、一切手を抜くことはありません」。勤務の様子については、「彼は何をするにも、真面目にきっちりとやります。我々が患者さんにリハビリを行うとき、彼は傍らにいて綿密に観察し、時には問題を提起してくれます」と話した。

内野医師にとって最大の問題は、患者とコミュニケーションを行う際の言葉の壁だ。現地の農村に住む患者の多くは、標準語を話せないため、彼らの話す方言を内野医師は理解できない。また、中国語の医学専門用語も、彼にとっての「泣き所」だ。このため、彼はいつも小さな辞書を携帯し、時には同僚に中国語の意味を尋ね、一日も早く中国語をマスターして、3、4カ月後には独立してリハビリ治療を行うことを目指している。2年間におよぶボランティア期間中の計画について、内野医師は、「自分の持っているリハビリに関する知識を活かし、より多くの患者さんが回復できるようサポートしたいと思っています。プライベートタイムにやりたいことは、まず旅行です。広い中国の隅々まであまねく訪れてみたいです」と熱く希望を語った。

「人民網日本語版」2012年5月3日

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